デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

形が決まっているモノ?

 

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 好きなものをデザインしていいと言われると、いろんな形が世の中に出回っている対象を選びやすいそうです。例えば、文房具だったらメモ帳や消しゴムは選びやすい。一方で、ハサミやカッターは選びにくいそうです。形がある程度決まっている印象があるので、デザインの余地が少ないと感じるからです。

 

ただ、デザインの勉強をするときにテーマにした方がいいのは、後者の「ある程度形が決まっている対象」です。制限が多いので、大雑把なアイデアは通用しないため、自然と細部に目を向けるようになります。そこではじめてデザイン力が問われる。デザインの審査をする側も、テーマ選びで既にその人の力量を判断していたりします。ユニークなアイデアや特徴的なデザインを考えることも必要ですが、似たような物が多い対象について考えて、それを他とは違うところまで持っていけるかどうかが腕の見せ所かもしれません。