デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

通らない提案もする?

 

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 相手の求めることを理解して表現できるようになると、それを提示するようになります。いわゆる「落としどころ」が分かるようになる。同時に、それ以外のことを提示しても意味がないと思ってしまうため、相手の求めること以上の結果にはなりません。

 

私の周囲の優秀なクリエイターたちは、相手が求める表現に加えて、必ずと言っていいぐらいもう1案を出しています。要望通りの案と、要望を咀嚼して考え方を再構築した案。下請けだと結果的に要望通りの案に落ち着くことがほとんどなので、それ以外の案を考える労力を惜しむ人も多いと思いますが、この“もう1案”が結果を大きく変えるのは確か。自分も相手も完璧ではないので、考え方を再考する材料になります。比較なしに検討はできません。