デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

「質と買取」?

 

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「質と買取」とだけ大きく書かれた看板が目にとまりました。私はとても良い看板だと思いましたが、そのとき近くにいた人は「ダサい看板だなぁ」と。「質と買取」は、サービスを利用してもらうことが目的なら、決して間違った表現ではありません。

 

店名を覚えて欲しいのか?サービスを利用して欲しいのか?コンセプトを伝えたいのか?その両方なのか?…。目的がはっきりしていないのに、雰囲気でネーミングや表現を決めている例は多々あります。「質と買取」ではダサいからと、「Shichi」みたいな表現をしてはまるで意味がない。私は勝手に自己満足ネーミングと呼んでいますが、仮に何となくいい雰囲気になったとしても、機能はしません。街中には、素晴らしい看板とそうでない看板が溢れているので、「どうしてこう表現したのか?」と考えながら眺めていると、本当の意図は分からなくてもとても勉強になります。