デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

手段はもう何個か用意?

 

f:id:kazuhotel:20180222154328j:plain

 

 最後の最後まで、どんな仕上がりになるかなど細かなことは分からないもので、用意していた手段がうまくフィットしないことも少なくありません。ピッタリ合わないと分かっているのにその一個を無理矢理はめ込んだり…。でも、私の周りの凄腕デザイナーたちは、それを想定して別の手段も同時に用意していたりします。

 

私たちは見て「これバッチリだな!」と感じるものは、プロがピンポイントでそうなるように作ったと思いがちですが、そんなことばかりではありません。用意していた手段が“あそび”を持った柔軟性のあるものだったり、第二の矢、第三の矢が用意されているからベストな方法を選択できていたりします。手段はもう何個か用意しておく。実際に用意はしなくても、それがフィットしない場合の施策は用意しておく必要があります。あくまで私の経験だけの話ですが、そうしている人たちが現場で困っているのを見たことがありません。