デザインのあてな

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再出発は誰も知らないコミュニティで?

 

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「東京の大学でサークル活動に熱心なのは上京した学生」という面白い記事を読みました。地元が東京の人は、大学に入っても誰かしら知り合いがいるので、そこで弾けることができない。でも、地方から上京した人にとっては、誰も知らないコミュニティに切り替わったので、今までの付き合いを気にせずに関われるという内容です。

 

それまでのコミュニティと一切関わりのないフィールドを選ぶと、ゼロから出発できるというメリットがあります。ただ、私もそうですが、それがなかなかできない人も多く、自分の性格や経験、実力を理解してくれる人を頼って、近いコミュニティを選んでしまう傾向があります。そうしてしまった場合に一番こわいのは、自分の客観的な見え方が分からないまま時が経っていくこと。長い間同じコミュニティにいた人が、一歩外に出た瞬間に戸惑うのはきっとそれが原因です。諸先輩方は、若い世代に「外の世界を見てこい!」とよく言っていますが、若い世代に限らず、知らないコミュニティと接点を作ることは大切だと思っています。