「コレと似たものを作って」...?
バラエティー番組で、オーディションの審査員から「◯◯さんみたいなネタをやってもらえませんか?」と他人の真似をするように言われたら、オーディションを受けた芸人さんはどんなリアクションをするか?という企画をやっていました。結果はみんな同じで、言われたとおりにやった後のネタばらしで、「あんな失礼なことよく平気な顔で言えますね。」と。
あるデザイン事務所から独立したAさんのもとには、元々在籍していた事務所が得意とするデザインに似せてほしいという依頼が絶えないそうです。「あそこと同じように安く作れない?」。どちらも失礼なことですが、そんな言葉が当たり前のように飛び交っている環境もあります。普通にやっていることが、よく考えたらおかしなこと。「あなたのオリジナルなんて求めてないから」。他人が言われているのが聴こえても、正直いい気はしません。仮に、具体的なイメージが伝えられないから他の事例を挙げているだけだとしても、それが相手に伝わっていなければ同じ。こういったことが積み重なって、仕事は仕事と割り切っていくような気がします。