脱・御用聞き？

　御用聞き。相手の要望を聞いて、それに応えるスタンスで仕事をしている人です。しかし、そのほとんどは成立していないと思っています。唯一成立するのは、いつでもどんな要望にも応えられる体制が整っている場合だけ。だから、応えきれないときに、どこかに歪みが生まれます。

サザエさんに登場する三河屋さんのサブちゃん。彼は御用聞きではありません。定期的に訪問して、「そろそろ醤油が無くなる頃じゃないですか？」など、相手の状況を察して提案を入れています。他にも、伝言や情報共有など本来の仕事以外のことも手助けしたりしますよね。だから重宝される。仕事がひっきりなしに回ってくる人の大半は、決して待っているだけではなく、自ら提案をしたり、本業以外のこともサポートしていたりします。もちろん御用聞きのエキスパートはいますが、それはひと握りの話。もし受け身のスタンスで仕事をしていて上手くいっていないと感じたら、提案や主業務以外の関わりを持つようにしてみてはいかがでしょうか。