デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

まとまってから似たもので比較?

 

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 検討の初期段階でアイデアを比較する際、同じようなものだけを候補にして比較しまうことがあります。仮にその検討で決めなくてはならないことが方向性の場合、その比較に意味はありません。「こっちの方がカッコいい」「こっちが好き」といった意見が出て、一歩も前に進まない検討になってしまいます。

 

比較検討をするときの注意点として私が教わったのは、そこで何を決めなくてはいけないのかを考えて候補を出すこと。新しい企画を考えはじめるなら、まずは切り口を変えたアイデアを候補に出すわけです。例えば以前、キャッチコピーの検討であれこれアイデアが出て盛り上がっていたときに、上司から「そのキャッチコピーで一番伝えたいことは何?」と投げかけられ、その場にいた人たちがバラバラの答えを出したことがありました。そこで、まず決めなくてはならないことは、キャッチコピーではなく、伝えたいこと。そこで、AとA’をどんなに比較しても答えは出ません。「この検討で何を決めるのか?」夢中になるほど、見失ってしまうことがあるので気をつけたいところです。

 

 

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