デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

第三者が主観で語る?

 

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 主観表現はやめなさい!私はそう教えられてきました。カッコいい・カワイイ・おしゃれ・おいしい・快適…。それらは利用した人が思うことで、こちら側が伝えることではないという意味です。先入観を植え付ける意味合いで、あえて発信者側から使うこともありますが、基本的には「〇〇の機能があります!」と客観的な事実を伝えて、「へぇ~(便利だな♪)」となるのが自然。「便利な機能があります!」ではダメだということです。

 

でも、実際の世の中を見てみると、興味の対象はどんどん主観表現に偏ってきているそうです。主観で語られた情報として代表的なツイッターは多くの人が利用していますし、ネットで買い物をすればレビューを見ます。ワイドショーなどでコメンテーターが必ずいるのは私たちが主観の意見を求めているから。ただ、発信する側として気をつけなければいけないのは、主観で語っているのはあくまで第三者だということ。報道は事実を語り、コメンテーターが主観を語る。テレビCMではナレーションで商品の説明を語り、CMの中の役者が主観で語る。感想は第三者であるお客さんが語るから意味があるんですが、そこを見誤っているケースも度々見かけます。

 

 

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