デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

素材に敏感?

 

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 学生時代にデザインの勉強をしていた頃、同級生と競うように素材を調べまくっていたことがあります。「こんな素材があったよ!」他の人が知らない素材を見つけるたびによく自慢していたのを思い出します。新しい見本帳が届くと、古い方の見本帳をもらったりしていました。

 

今思えば、みんなが素材に敏感になっていたのは、素材を知るとデザインを考えやすいからかもしれません。「この素材でアレを作ったらおもしろいかも!」「ここを別の素材に変えたらどうなるかな?」など、特に新しいものを考えるような課題では、そういった素材ありきのデザインが多かったように思います。でも、単にアイデアが湧きやすいという点だけではなく、素材を知っていることはデザインにおいてとても大事なこと。以前、「どうしてその素材を使わないといけないの?」という先生からの問いかけに答えられなかったことがありましたが、それは他に適した素材があることを先生が知っていて、私が素材を深く調べていないことを見抜いてわざと聞いたのでしょう。「素材に敏感になれ!」自分に言い聞かせている言葉の1つです。

 

 

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