デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

ボタンを押して私が確認?

 

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 直接触れていなくても手をかざして反応したり、画面を指で触ってはいるけど押した感覚がなかったり、技術の発展で世の中がどんどん便利になっているように見えます。自分の最近の生活を振り返ってみても、いわゆるボタンみたいな物をしっかりと押した記憶がありません。

 

ボタンを押した感覚。そういったことも私は時に必要だと思っています。なんというか「私の意思で確認した」ことが自覚できるかどうかという点。世の中が「相手側が確認できればOK」になりつつあるように見受けられます。例えば、印鑑を押したり、サインを書くことはお互いにとって面倒な作業ですが、やっぱりそこにはきちんと意味がある。サラッと済ませされたら便利かもしれませんが、重要な決断がタッチ1つで決まってしまったら、私だったら不安になります。家や車を買う時に、ピッと何かをかざして購入できるとしても、そこに足りないものがあるような気がします。電子マネーなんかも便利で私自身も活用させてもらってはいますが、硬貨や紙幣を渡す・受け取るの行為が無くなった時、同時に無くなるものがあるかもしれません。

 

 

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