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「女性○○」のままの職業?

 

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 スチュワーデスをキャビンアテンダントと呼ぶようになったり、看護婦さんを看護士さんと呼ぶようになったり、女性蔑視と叫ばれて名称を変えた例がたくさんあります。一方で、女子アナ、女性騎手、女流棋士など、「女性○○」の表現を残し続けているものもあります。

 

こういうテーマについては多方面でいろいろな話がありますが、1つ思ったのは、特定の性別をイメージさせる職業名に対して、その異性が稀有な存在である場合に「女性○○」「男性○○」としているのではないかということ。例えば、保育士さん。決して蔑視するわけではありませんが、女性をイメージしてしまいます。そこで「男性の保育士さん」なんていう呼び方をしたりする。競馬の騎手はほとんど男性なので「女性騎手」、将棋の棋士も男性が多いので「女流棋士」といった感じです。女子アナの場合は、男性アナウンサーが基本だった昔の名残りとそれ自体がステータスとなっているからでしょうか…。男性も女性もともに活躍しているプロレスも、女子プロレスとしているのは差別ではなく独自の魅力があるから。ただ、「女性○○」とすることを蔑視と考える人もいるので、女性だけを指す名称は淘汰されていってしまうかもしれませんね。

 

 

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