デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

メッセージを伝えるならイラスト?

 

f:id:kazuhotel:20190517150045j:plain

 

 有名人を起用した広告を見たとき、「あっあの人だ♪」と注目するものの、肝心の企業が伝えたいことにはなかなか注目しません。一方で、ここ数年増えているアニメタッチで描いたイラストの人を使った広告は、内容が入ってきやすい印象。あくまで個人の感想です。

 

実際に存在する人には、良い意味でもわるい意味でも感心を持ってしまいます。だから有名人を見ても、その後に広告の内容に気持ちが向かわず、その人の話題に移ってしまう。「あぁこの顔は…」「そういえばこの人…」「昨日のあのテレビ観た?」など。それがイラストの人になると、一瞬人に注目するものの、その人自体に感心をもつことはないので、広告の内容に視線が映りやすい。マンガ文化が発展しているから広告に多く使われるようになったとばかり思っていましたが、そういった広告本来の目的としても意味のあるものなのだとあらためて思っています。「人の写真を使って感心を集めよう!」と、私もつい気軽に言ってしまうことがありますが、それで感心は集められても、本当に伝えたい内容までは感心を持ってもらえないかもしれません。

 

 

f:id:kazuhotel:20160612063723j:plainf:id:kazuhotel:20160612063723j:plain