デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

差別化を図らない?

 

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 他と比べて選ぶ。そう言われると、みんながみんな比較して選んでいるように聞こえますが、実際はそんなケースばかりではありません。何かの雑誌で「特に女性は、対峙した時の感覚(直感)で選ぶ傾向がある」とありましたが、自分が比較しているからと言って、他の人も比較しているとは限りません。

 

例えば、ディズニーランドに行くかどうかを決めるとき、USJとどちらが良いかで選んでいない人の方が多いのではないでしょうか。きっと、他のアミューズメント施設と何が違うのかでも選んでいません。そこに行きたいかどうか、魅力があるかどうかだけで選んでいるわけです。自分たちで何かを発信するようなとき、特にそこに注目してもらいたいようなときには、私たちはつい他との差別化を考えてしまいます。そこばかり考えて、半ば無理矢理に他との違いを作っていることも少なくありません。それはそれで重要なことに変わりはありませんが、他と違うから選ぶかと言ったら、それは別の問題。純粋に自分たちの魅力をわかりやすく発信する方が、選ばれる場合もありますし、差別化にとらわれすぎると、本来持っている魅力が伝わらないことも多々あります。

 

 

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