置くスペースがあるから置く?
車の後部座席の上にズラリと並んだぬいぐるみ。窓のふちに並んだ雑貨。室外機の上に置かれた植木鉢。そこが置く場所として適しているかどうかはともかく、置けるスペースがあるから私たちは物を置いてしまうそうです。言い換えれば、置けるスペースが無ければ置かない…。
その習性を利用して、公共の場で座って欲しくない場所を物理的に座れないようにしたり、触って欲しくない所を触れないようにするといった対応をしているケースがありますが、本当にそれが適切な対応が疑問に感じることもあります。それらの対応は、いわば強制。確かに、決まりを守ってくれない場合に強制的に守ってもらう方法をとるのは、致し方ないところもあります。ただ、座れないようにギザギザの形状になっていたりするのは、きちんとマナーを守っている人からすれば決して気持ちのよいものではありません。座ってもよい場所を近くに設ける、そこに腰掛けていたら恥をかいてしまうような仕掛けをつくる、など他にも考えられる対応方法があっても、きっと改善できないから強制的な方法に至ったのでしょうね。座れるから座る。座れないから座らない。…。