デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

過去の事例を見ない?

 

f:id:kazuhotel:20190525125805j:plain

 

「すぐに過去の事例を見るのはやめなさい!」学生時代に注意されたことの1つです。簡単に言うと、その事例に囚われ続けるからで、それらに対してどうするか?同じ感じにするのか?変えた方がいいのか?と、本質から反れた話になってしまいがちだからです。

 

確かに事例を見れば、答えを出すまでの時間は短縮できるかもしれません。しかし私の経験上、そうやって出した答えは表面的なアレンジにとどまるだけで、結果に繋がらないことが多いように思います。仮に、競合他社の傾向や過去の方法でどんな効果があったのかを知らなくてはいけなくても、それは進めていく中で行えばよいことで、はなから見る必要はありません。よく、アイデアを出すために事例を見るという意見がありますが、そのやり方でアイデアは出ない。事例を見て、作品が内包しているアイデアの切り口や根っこを探ることができる人はそうしないからです。自分はアイデアが出せないと言っているのと同じ。多くの作品に触れたり、刺激を受けることは大事なことですが、いざ自分が取り組もうとしていることについて、似たものをすぐに調べるのはオススメしません。

 

 

f:id:kazuhotel:20160612063723j:plainf:id:kazuhotel:20160612063723j:plain