デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

追加料金より変わらない料金?

 

f:id:kazuhotel:20190611125010j:plain

 

 先日行ったうどん屋さん。かけうどんで600円するような価格設定で、一瞬「うっ…」となりましたが、1玉でも2玉でも同じ価格だったので2玉で注文しました。価格は高めなのに、ちょっと得をしたような不思議な感覚です。

 

私も若干その傾向がありますが、追加費用を支払うことに抵抗がある人は結構いるように思います。以前、家具を販売していた際、私が勤めていた会社では送料を別にしていました。家具代+送料。安い印象を与え内訳を明確にした方がいいという考えですが、お客さんの何割かは送料を聞いて「うっ…」となっていた印象があります。一方で、送料無料の家具屋さんでは、お客さんが得をしたような気分になるそうです。50,000円の家具で送料が5,000円かかるよりも、55,000円で送料込みの方がお得な感じがする。追加の費用への抵抗。お金の面だけではなく、仕事の上でも、途中から条件を追加したり、対応範囲を変更したり、期限を延ばしたりされると相手は多かれ少なかれ「うっ…」となります。負担を追加するのではなく、はじめからその負担も含めた提示をする。それだけで自分たちの印象は変わるかもしれません。

 

 

f:id:kazuhotel:20160612063723j:plainf:id:kazuhotel:20160612063723j:plain