デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

ドキドキする出し方?

 

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 素晴らしいプレゼントでも、そのまま裸の状態で机の上に置いてあるのと、リボンのかかった箱に入って置いてあるのでは、受け取る人の印象は大きく異なります。前者はすぐに受け入れる形になりますが、後者は対面するまでのドキドキする時間があるからです。

 

先日、数年ぶりに店屋物を頼みました。チャーハンと餃子です。それを町の中華屋さんが持ってきてくれたんですが、自分で注文した内容を知っているはずなのに、対面した瞬間に「おぉ!」と喜んでしまいました。オカモチに入れて持ってきてくれたからです。スライドさせて開けるときのドキドキ♪そんな場面もあって、出し方って大事なことだなとあらためて感じました。プリントをまとめた簡易的な資料でもきちんと表紙をつけるのは、表紙をめくるアクションでドキドキする時間をつくるためでもあるし、提案などの場面ですぐに具体的なことを言わないのは、アイドリングの話で想像をかき立ててワクワクしてもらうため。あなたが素晴らしい提案をしているのに相手がそっけないと感じた経験のある人は、出し方を工夫してみると相手のリアクションも変わるかもしれません。

 

 

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