デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

日中にデザインしていない?

 

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 今年のはじめにあるデザイナーさんにお会いして話をしていたら、「学生は羨ましいなぁ」という話になりました。その方はひっきりなしに依頼がくる人気デザイナー。日中は現場視察や取材、会議や打ち合わせでパンパンで、落ち着いてデザインに着手できるのは深夜か休日ぐらいだそうです。学生は、授業以外ならいつでもデザインできる。確かに羨ましいですね。

 

私はよく公募コンペにチャレンジしているんですが、たまに周囲から「そんなことをやる時間があって羨ましい」と言われることがあります。ただ、決して忙しいわけではないのですが、正直そのための時間はありません。早起きしてみたり、ちょっと夜なべしてみたり、移動中に考えてみたり…。前述のデザイナーさんほどではありませんが、日中はその作業に当てていません。だから私も(というとおこがましいのですが)その方の「学生が羨ましい」に同調してしまいました。その道を目指している人たちからすれば、仕事でデザインができて羨ましいと思うのも無理はないのですが、現実はそのデザインをする時間をどうにか捻出しているような状況。会社員をやりながら小説を書いている人もいるし、仕事をしながらスポーツのプロを目指している人もいる。みんなやりたい時間でやっているわけではないんですよね。

 

 

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