デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

見物は相手の心境を考えて?

 

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 先日の台風19号で、自宅が被災しました。人の身長ほど水が溜まり、当日は避難を余儀なくされましたが、翌日から近隣で協力し合って、元の生活に戻れるよう今尚頑張っています。その最中、何人もの見物客がやってきました。靴の汚れを気にしながらスマホ片手に歩き回る姿は、住民の誰もが嫌な気持ちになったはずです。

 

私はこうなる以前から、興味本位でむやみに見物してはいけないと心に決めています。そこには少なからず嫌な気持ちになる人がいるからです。少年野球や運動会を関係のないおじさんが金網の外から見ていたら保護者は不安になるし、救急車が近所に来たからといって野次馬が集まったら、当事者は少なくとも良い気持ちにはなりません。「被害の状況を目に焼き付けておきたい」「心配だから駆けつけただけだ」など、各々見物する理由はあるのでしょうが、普通に当事者たちの心境を察すれば、そんな行動には至らないと思います。自分の行動によって相手がどんな気持ちになるか?今回の被災で近隣住民の温かさが感じられた反面、災害ゴミの回収に乗じての不法投棄など、嫌な思いもたくさん経験しました。自分が100%できているわけではありませんが、人の気持ちを考えて行動するようにしたいとあらためて思います。

 

 

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