デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

回覧板はお知らせが目的じゃない?

 

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 町内の回覧板。今の時代、お知らせはスマホで確認できるし、紙に何かを記入するよりもメールで送る方が間違いがない。回覧板は必要ないんじゃないか?と思う人も多いと思います。でも、回覧板の目的は、お知らせや集計をとることではありません。地域のコミニュケーションが目的です。

 

確かに回すのが面倒だったり、自分のところで止めてはいけないプレッシャーがあったりと、いまいち必要性を感じにくいツールですが、隣人同士が顔を知っている、一周したらその地域の人が無事なのが分かるなど、メリットがたくさんあります。例えば、いざ災害があったとき、隣が高齢者の一人暮らしだと知っていれば声を掛けられるわけです。ただ、最近はあまり見かけなくなって、特にマンションなどの集合住宅では、エントランスにお知らせを貼ればいいと考えてしまいます。ご近所付き合いが苦手な人もいますし、干渉されたくない・顔を見られたくないと思う人も多いとは思いますが、そういった地域コミニュケーションツールは、いざというときにとても重要な役割を果たします。今の時代なら、どんなツールがあれば、どんな仕組みがあれば、同じようなことができるんでしょうね。

 

 

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