デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

煽るなら煽っただけ?

 

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「○○な人が絶対に知っておくべき10のこと」そう煽れば、その本を手にとってくれる○○な人は、きっと大勢いるはずです。対象を特定した表現、見なきゃ損をしてしまう気にさせる表現、数字を使う表現…煽る表現は、確かに気になってしまいます。

 

でも、実際にその本を読んで、「これ、○

○な人に限ることじゃないよね?」「絶対って言うほどのこと?」「最後の2つは、無理やり10にするためのこじつけ?」なんて感じることもあります。煽ってあげたハードルに、中身が追いついていないわけです。前述の煽り方をしたなら、読んだ人に「○○な人は確かに知っておくべきだ」「10個のどれも大事だな」と思ってもらえないといけない。ハードルはできるだけ下げておいたほうがいいとか、煽る表現はダメだと言っているわけではありません。実際の中身とズレたことを伝えたら、結果的に自分たちがわるい印象を抱かれてしまうということ。煽り気味の表現の中にも、きちんと内容が伴っているものもありますが、せっかく利用してくれた人が残念な印象を持って去っていくこともあります。目的がとりあえずたくさん人が来てくれたらいいのなら別ですが、来てくれてファンになって欲しいのだとしたら、煽りすぎは要注意です。

 

 

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