デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

平均的に良くても印象に残らない?

 

f:id:kazuhotel:20191127203635j:plain

 

 私のデザインは、あまり印象に残らないと指摘されたことがあります。ある程度やってきたことで知識と経験が増え、全体的に粗のない、わるい意味でスマートな仕上がりになっているからです。通信簿で言うなら、オール4といったところでしょうか。

 

むかしから何でもバランスを取ろうとする性格で、欠点を指摘されないようにする癖がありました。一点を磨き上げるよりも、ダメなところを平均値まで上げる方に注力してしまうわけです。全体的に抜けがないことは、ある意味でプロとしての正解ではありますが、一方で印象に残ることも大きな目的。前者よりも大事なことだとも思います。また、提案の後に検討して進めていくにあたって、やりづらいのもよくない点で、どこか1つダメなところがあるんだったらそれをクリアすればOKとなりますが、全体的にまあまあ良いとなると、どこから手をつけてよいか考えづらかったりします。要点をおさえた抜けのないデザインは、仕事としてあるべき答えの出し方ではありますが、誰かをハッとさせる!影響を与える!ものだと考えたとき、そこには突き抜けた魅力や、良い意味での粗が必要だと思うこともあります。

 

 

f:id:kazuhotel:20160612063723j:plainf:id:kazuhotel:20160612063723j:plain