デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

こうしたくない事例?

 

f:id:kazuhotel:20191203222718j:plain

 

 デザインを依頼される際に、事例や参考資料を見せてもらうことがあります。「こういうふうにしたい!」というのがほとんどで、競合他社や過去の成功案件を見せてもらうのですが、もちろん要望は反映させるものの、正直あまり気にして見ていませんし、そこまで影響を受けません。

 

ただ、たまに「こうしたくない!」という事例を見せてもらうこともあります。若い頃、その事例の影響を受けすぎて、うまくデザインが進まなくなったことがありました。こうしたくないという事例を見せられると、そこに似てはいけないという意識が働き、思考が窮屈になります。そして厄介なのは、その事例の傾向に寄らないようにする。意図的に外そうとするわけです。考えに考え抜いて、その事例と似たアイデアになったとしたらそれを軌道修正する感じ。そのアイデアを具現化していっても、同じような表現には至らないかもしれないのに、手前で外してしまったりします。事例や資料を見せられた方がやりやすい人もいますが、見せた方がかえってパフォーマンスが落ちてしまう人もいる。最近になってようやく変な影響は受けないようになりましたが、いまだに苦手です。

 

 

f:id:kazuhotel:20160612063723j:plainf:id:kazuhotel:20160612063723j:plain