どう使われているか知る?
あるお店のメニューボード。メニューの文字が印刷されていない空いたスペースに、かわいいシールが貼られていました。お店の人が、後から貼ったと思われるシールです。「ああいう余白をつくると、何かで埋めたくなるんだなぁ」「アレンジの余地があった方が楽しく使えるかも」。
自分が作ったモノは、必ずその後を追いかけて観察しろ!とよく言われました。それをやらないと、本当に必要なモノは見えてこないからで、自分自身の考え方も進歩しないからです。メニューボードの例なら、使われ方を知らないままだと、余白はただ全体のバランスを整えるためだけの機能。でも、知っていれば次からは視点が変わります。自分の作ったそのものを追いかけられなくても、街中を見渡せば、似たものはいくらでも追いかけられます。