気にしたらキリがない?
電車でぼーっと広告を眺めていたら、「sweat」という言葉が目に止まりました。直訳すると「汗」。頭の中でそれがグルグルしだして、飲料のネーミングで「汗」は、中身と汗のイメージが混ざってしまうんじゃないか…と気になってしまいました。
完全に偏見ですが、ヒット商品のネーミングはどこかしらおかしなところがあります。きっとネーミングの会議では、気になる点が山ほど出たはず。それでも、どこかで割り切ってそのネーミングを採用したということです。私は粗探しをする役割になることが多いんですが、自分が出した懸念事項をすべてクリアしなければいけないとは全く思っていません。気になる点は、あくまで認識しておくため。すべてに配慮することはできませんし、そうするたびに、せっかくの魅力のあるネーミングが、ありふれた言葉に変わってしまったりするからです。丸めすぎてスッと入ってくるネーミングになったとしても、何の引っかかりもないようだと逆にネーミングとしては失敗だったりもします。