どこかにこっそり自分を入れる?

この前、「どんな仕事をするときも必ずどこかに自分を潜ませる」という話で、一緒に仕事をしたクリエイターと盛り上がりました。相手の要望がとにかく細かくてガッチガチにやることが固まっていたとしても、必ずどこかに自分が考えたことを入れる。もちろん潜ませるのは、目的を果たすためのエッセンスで、決して自分のセンスやテクニックを披露するためではありません。
「細かく決められたら自分がやる意味がない」なんていう愚痴をたまに耳にします。でも、下請けとして仕事をやっていたら、細かく指示が出るのは当然のことで、クリエイターたちは皆、その中でどう自分の考えを入れこむかを必死に考えています。そこを言われた通りのことだけをやるか、言われたこと以上のことをやるかの違い。正直、結果が必ずしも指示内容以上になるとは限りません。ただ、超えるものが出来ることもある。言われたことを忠実にやるだけでは、それこそ意味がなくなってしまいます。