
それ自体は本筋に関係の無い、いわゆるダミーを作ることがあります。見せかけだけで良いモノ、本当にそれでなくても良いモノなど、人によってはそこに力を注ぐ必要は無いと考える人もいます。でも、私の周りにいる優秀な方たちは、そこを妥協しません。
例えば、ドッキリでターゲットを騙すためのテレビ番組のニセ台本。役割としては、ターゲットが疑いを持たないぐらいの仕上がりであれば問題ありません。しかし、プロはそこで手を抜きません。あるラジオで、ターゲットになったタレントがニセの台本のクオリティーを絶賛。「放送枠やスポンサー、キャスティング、進行のリアルさまで完璧すぎて引きますよ(笑)」。写真や動画にほんの少し映り込む小物だって、ほとんど見えなくても手を抜けば抜いた分だけ嘘っぽさい空気が漂ってしまいます。