関連がないと見にくい?

空間設計をするようになってから、はじめて「ゾーニング」という言葉を知りました。ゾーンを分けて配置していくことで、お店の中をカテゴリー別に分けて展示したり、棚に並べる商品一つ一つのレイアウトといった細部までさまざま。ショッピングモールなどではそのゾーニングが極めて高いレベルで反映されているので、ストレスなく見て回れますよね。
例えば、ブランドショップの隣に飲食店があってその隣に薬局がある…そんな並べ方はしません。洋服屋さんはまとまっているし、飲食店は飲食店でまとまっています。商品の価格帯やお客さんの行動パターン、施設として見てほしいところなど、様々な要素を踏まえて考えるので、めちゃくちゃ頭を使う重要な行程です。これは空間に限らず、他のデザインでも同じ。商品のカタログをつくるにしても、ホームページをつくるにしても同じだと思っています。見たいものがあっちに行ったりこっちに行ったりしていたら、せっかく楽しく見て回りたいと思っていてもストレスを感じてしまいます。雑貨屋さんのように、それが楽しい場合もありますけどね。