デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

感覚的な要望の応え方?

 

f:id:kazuhotel:20181118173526j:plain

 

「なんかこうスマートなデザインで、スタイリッシュな空気感で…」デザインの要望をそんなふうに感覚で伝えられることがあります。当然、私のスマートと相手のスマートには差異があるので、そのまま受け取って表現しても、相手の言うスマートになることはありません。だから私は、まず相手の趣味嗜好を調べるところからはじめます。

 

普段、どんなものを身に付けていて、どんな生活をしていて、何に魅力を感じるのか?プライベートまでは分からなくても、よく観察するとその人の感覚が少しずつ見えてきます。ただ、そこで得た情報はあくまでこちらの想像の範囲。それを確信にするための質問をしたり、具体例を示した際の反応を見てその感覚を自分に落とし込んでいくわけです。昔は、相手の感覚を無理矢理に定義付けたりしていましたが、私たちの感覚はそんなに単純ではないんですよね。「AとBの条件を満たしていれば、スマートってことですよね?」と言われたって、当てはまらないものだってたくさんあります。

 

 

f:id:kazuhotel:20160612063723j:plainf:id:kazuhotel:20160612063723j:plain