デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

質問は無しで?

 

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 デザインをするための資料を渡されたとき、私は資料から読み取れないことについてよく質問をしていました。「これって、こういうことですか?」「もっと詳しく教えてください!」...。でも、資料のクオリティが低い場合をのぞいて、数年前からそうやって質問するのをやめました。

 

その理由は、同じ条件でできる人がいるからです。資料だけで考えて答えを出せる人もいる。とあるコンペに参加して、審査員の方と雑談していた際、その方が「考えない人が多い」と言っていました。「応募要項が全て。質問NGとしていても問い合わせで質問をしてくる人が多いんですよね…」そこから読み取って自分なりの考えを示すものなのに、「こういう考えもアリですか?」などを確認してくるそうです。確かにその時の応募要項に記載されていたことは抽象的でどうとでも捉えられる書き方。でもそれは、そこから汲み取れということでもあります。そして、同じものから質問せずに当然のように動き出せる人がいる。正しい返答ができるように、相手に確認することが重要なケースももちろんありますが、質問することで自分が未熟であることを伝えてしまっているケースも多々あります。

 

 

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