デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

横断歩道は横のラインだけ?

 

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 詳しくは端折りますが、先日、あるデザインの相談をされた際、「強いラインは、入れ方を統一してみたら?」とアドバイスをしました。印象の強い線が斜めに入っていたり、横に入っていたりして、見る人の視線が散漫になってしまうと思ったからです。

 

例えば、昔の横断歩道は横縞模様に対して左右に縦のラインが入っていました。でも昨今は、縦のラインが省かれて横縞だけで表現されています。実際の理由は調べてませんが、きっとそれも近い理由でそうなったはず。一番見てほしいところの表現と近しい表現が周囲にあると、どちらも同じくらい見てほしいところ、言い換えればどちらも一番ではない表現ということになります。横断歩道なら、横縞模様よりも縦のラインの方に注目してしまう人も少なからずいる。様々なケースがあるので、そのどれにも合う考え方ではありませんが、基本的には一番伝えたいことと似た表現は避けるのがオススメ。全身赤色の服を着ている人を見て、赤いTシャツを着ている人という印象を受ける人はやっぱり少ない気がします。

 

 

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