デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

共通言語ならOK?

 

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 私はAさんに「少し固い感じ」「もっと柔らかい雰囲気」といった、抽象的な表現は使わない方がいいと伝えました。その後、私は付き合いの長いBさんとの雑談で「若干強い感じがしますかね?」と。それを見ていたAさんは、「抽象的な表現を使っているじゃないですか!」となりました。当然です。

 

だいぶ昔の話で、私の伝え方がわるくて誤解を招いてしまいましたが、どちらの対応も決しておかしいわけではありません。言いたいことは『共通言語を使う』ということ。私とAさんでは、抽象的な表現から描くイメージや感覚を共有できていなかったので、具体的な言葉を使うように伝えました。一方で、私とBさんは、抽象的な表現で描くイメージにズレがないので、その表現で問題がなかったというわけです。一般的に「抽象的な表現を避けた方がいい」という教えがありますが、私はそうは思っていません。確かに伝わり方のズレは少なくて済みますが、伝わり方も弱くなる。「高さが3メートルもある!」という言葉を選べば伝わり方は均一ですが、「大きさやばい!」の方が若い子たちには伝わるかもしれません。

 

 

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