ライバルは自分自身と言えるまで?

「ライバルは自分自身」そんなふうに言えたらカッコいいなと思うんですが、今の今までそう思ったことはありません。いつも誰かをライバルに置いて、その人を上回れるようにと行動してきました。2人デザイナーがいれば、誰だって優れた方に頼みたいはずだからです。フリーランスとして仕事をするようになって、さらにそれが強くなってしまったかもしれません。
ある記事で、一流のスポーツ選手が「ライバルは自分」と言っていたんですが、その選手がまだプロになりたての頃は、具体的なライバルを挙げていた記憶があります。若くて血気盛んだったこともあったのだと思いますが、きっとその選手のように変わっていくのが自然なのだとふと思いました。「他人と比較するな!」「あなたはあなた。オリジナリティさえあれば…」と言った言葉をたくさんもらってきましたが、たぶん私はまだその域に到達していないのでしょうね。身近な誰かに目の前のチャンスを奪われたりすると、そのチャンスを掴むために、その人が持っていないモノやその人よりも優れた何かを求めてしまいます。そして何より、ライバルと思えるほど自分が努力をしていない…。いつか言えるようになりたいです。