デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

穴は埋めやすい?

 

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 ある雑誌の記事で、フリーの記述問題よりも穴埋め問題のが正解率が高いという興味深い内容を紹介していました。とりわけ文字数まで決まっているような穴埋めは、解答者が考えやすい傾向があるそう。確かにそう言われると、穴埋めという丁度いい制限が、想像力を掻き立てるような気もします。

 

ジャンルは全くちがいますが、キュウリ竹輪や辛子レンコンの発想もきっと同じ。どちらも穴が開いていたからアイデアが湧きやすかったのではないでしょうか。私たちは相手に何かを考えてもらうようなとき、分かりやすい表現を使ったり、ヒントを与えたりしますが、それでも相手が考えづらそうにしているケースがよくあります。もちろん投げかけ方の上手い下手の個人差はあると思いますが、そもそも考えづらいことは考えやすい表現に変える必要がある場合も…。抽選でプレゼントが当たるクイズなどで、「2020年のオリンピックはどこで開催されるでしょう?」ではなく、「2020年○○オリンピック」といった表現が多いのは、誰もが考えやすいからかもしれませんね。

 

 

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