デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

手段の使い分け?

 

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 あるお店の軒先に紐できれいに結んで固定された看板がありました。また一方で、そのお店の脇を入った所には、結束バンドで固定された古くなった備品が並んでいました。軒先では紐を、人目につかない場所では結束バンド。手段を使い分けているというわけです。

 

目の前の何かを解決しようとするとき、私たちは手段がいくつか思い付きます。その中の一番良い手段を採用するわけですが、次に似たような場面に出くわしたとき、同じ手段を使う傾向があるように思います。例えば、結束バンドを使って「安価で強度も十分だし、作業も簡単だったな♪」という経験があるとします。そんな経験がある中で、別の機会にお金をかけずにしっかりと固定できる方法を求められたりすると、安易に結束バンドという答えを出してしまうような気がします。他の知っている手段を検討したり、もっと良い手段がないか模索したりしない。最適だった手段は、きっと似たような別の場面でも適応します。でもそれが今回も最適とは限りません。簡単、便利、コスパが良い…。いつも同じ手段を使っていないか?私はたまに振り返ってみるようにしています。

 

 

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