デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

勘定するから直して使わない?

 

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 印刷業者さんに依頼した資料に間違いが見つかった。部数が多いので、手作業で上からシールを貼って対応したら1日がかり…。まだ使うまで日にちがあるし、刷り直しでも1万円ぐらいだから、手作業で修正する時間を他の生産性の高い仕事に当てた方が効率的だ!

 

私は基本的にその考えに賛成ですし、その決断をすると思います。でも、私に限らずその考え方になっていることが、修理して使う文化を衰退させていると思うことがよくあります。もし、自分が大切にしている愛用品が故障したら、単純にそれを直そうと思いますよね。壊れたから他の物を買おうとはならない。物を大事にしなくなったと言えばそれまでですが、買い替えた方が安く済むといった勘定で物事を考えるようになったことに問題があると思っています。相手との関係がこじれたら、新しい相手を見つければいい。売れなかったら処分した方がお金がかからない。関係を修復しようとか、売れる方法を考えようといった発想にならなくなっている。自分自身にその傾向があると感じているのですごく複雑な気持ちですが、これからはもっと直すことに目を向けるようにしたいと思います。

 

 

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