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ピンク色のそうめんが食べたい?

 

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 まだ6月なのに真夏のような暑さが続き、先日我が家ではそうめんを食べました。そして、毎回子供と同じように、そうめんの中に紛れているピンクや緑のそうめんの取り合いになります。何も変わらないのに、1本2本しかないことと分かった途端に欲しくなってしまうから不思議です。

 

それが特別なもの・貴重なものだと分かるから欲しくなる。限定品などはその代表的なものですが、以前、「限定」の誤った使い方をしていた人に指導をさせてもらったことがあります。通常品を知らない相手に対して限定品と伝えても、それが特別なものであるかが分からない点と、限定とする数量があまりにも多かった点です。そうめんに置き換えるなら、ピンク色のそうめん1本だけを見せて力説していたり、ピンクだらけのそうめんを見せて「どれも貴重です!」と伝えているようなもの。いずれも、それが特別であることが見て分からないものでした。旅行などで立ち寄るおみやげ屋さんで、「○○限定」のお菓子をつい見てしまうのは、通常の商品を知っているから。認知されていないお菓子で「○○限定」と謳っても、そこには前者のような特別感はありません。

 

 

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