
なかなか後輩が育たないと嘆いている人。その人に目を向けてみると、その人自身があまり変化していないことがよくあります。自分は成長せずに現状のままでいいけど、相手には成長を求めているというわけです。
放って置いても勝手に成長していく人、上司や先輩を反面教師として学んでいく人もいます。だから、そうでない後輩の学ぶ姿勢や意欲に対して、自分に非があることに気付けません。「BくんもAさんみたいにもっと積極的になってほしいよな~」なんて思ってしまう。でも、グングン育っている人を多く抱える立場の人を観察してみると、その人自身もグングン育っています。自分自身の言動が周囲に影響を与えることを知っているからです。自分が育てば、相手も育つ。後輩たちからすれば、上司や先輩は自分がこのまま進んでいったときの近い未来の自分の姿。やっぱり憧れられる存在でなければいけないし、成長を止めた先輩を見たら意欲が薄れるのも納得できます。自分がそこまで熱量を持っていないのに、相手に対して冷めている印象を持ってしまうような人は、まず自分がそうできているか確認してみてはいかがでしょう?