デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

イメージさせる模型力?

 

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 プロダクトデザイナーには、モックアップ(模型)を上手に作る力が求められます。その模型の精度が高くないと、ディテールを詰めていく作業もできないからで、頭や画面の中のイメージで留めません。図面やスケッチを見るだけで三次元のイメージがすぐに湧くような人でさえ、模型を作って確認しているわけです。

 

誰か他の人と共通認識を持ちたいときは、できる限り具体的にすることがとても大事です。「これだけの情報があればイメージできるはず!」と考える人もいますが、そんな人に限って自分も具体像を描けていなかったりする。そうしてしまうと、細かな部分まで検討するような場なのに、頭の中にそれぞれのイメージを描いた中で話をすることになるので意味が無くなってしまいます。正確に頭の中に描ける人はいません。だから、模型に関わらず、ポスターを原寸で見せたり、壁に貼って見せる必要があります。「私はカタチになったときの状態が分かるから、模型やサンプルは不要!」としている人は要注意。時間や出費を惜しんで模型づくりを端折ってしまう人は、デザインの精度が低いと思われてしまっているかもしれません。

 

 

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