デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

ちゃんと買える価格設定?

 

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 先日、あるアーティストのライブに行きました。ライブ自体が数年ぶりで、公演以外にも最近の来場者や会場がどんな感じなのか気になって見ていると、目に止まったのはグッズ販売のコーナー。「あれ?値段安くない?」ツアーTシャツが2,200円、キャップが1,500円…。私の記憶にあるグッズの相場よりもだいぶ安く設定されていました。

 

ファンが若年層だから安く設定しているのだとは思いますが、それでも私の知っているライブのグッズ相場とはだいぶイメージが違っていました。「買いやすい♪」お母さんと一緒に来ていた小学生ぐらいの女の子が、小さいお財布から小銭を出してリストバンドを買っている姿は、見ていてなんだかほっこりしました。また、グッズのデザインも普段使いできるような落ち着いたデザインで、そのあたりも昔とだいぶ変わっているように思います。ちゃんと買えて使いやすい。売上が見込めるツアーグッズでさえ、そうやってさらに買いやすくする工夫を重ねているのですから、「コレはこの値段でこういうデザインのものだから」とこれまでの常識を変えないままでいると、時代に取り残されてしまうかもしれません。

 

 

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