デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

揃えるべきモノ?

 

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「これも欲しいし、あれも欲しい…」それがあれば作業が捗ったり、作品のクオリティーが上がるような物は世の中にたくさんあると思います。でも、それらを全部揃えるのは難しい。仮に金銭的に余裕があったとしても、揃えたところでどれだけ効率やクオリティーが上がるのかも分かりません。

 

色鉛筆や絵の具を買うときに、12色で十分だと考える人と、48,64…100色と多ければ多いほど良いと考える人がいます。あくまで私の経験の中の話ですが、最低限の範囲で揃えた物で制作された作品と、十二分の環境を整えて制作された作品では、それほどクオリティーの差を感じたことがありません。青を白があれば水色は作ることができるからです。それでも水色を求める人、青系だけで何色も揃えたい人がいる。それは決してわるいことではありませんし、そうすることでクオリティーを上げようという心構えは良いと思います。ただ、選べる手段が多くなりすぎると、表現力や目的に向かって邁進する力が落ちるような気も…。装飾に力を入れてしまうような感じ。自分の装備に目が向いてしまうということは、ある意味で自分の力がないと言っているようにも思えてしまいます。

 

 

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