デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

満たしたくて欲しい?

 

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 冷たいペットボトルをカバンの中に入れても、他の荷物が濡れないようにペットボトルを入れる別部屋が装備されている。そんなバッグを使うと、今まではあまり持ち歩いてなかったのに、ペットボトルをカバンに携帯するようになるそうです。

 

小学校に入学したときに買ってもらった筆箱。消しゴムや鉛筆削りを個別に入れるスペースがあって、鉛筆が6本装着できて、筆箱の裏面を開けると定規や分度器を入れておける♪…で実際に使いはじめてみると、鉛筆ホルダーが歯抜けになっていたり、裏面に入れるものが特に無かったり。そして、ホルダーの数だけ鉛筆を差し込みたい!となりました。用意された場所を満たしたいと思ったわけです。私に限らず、物を購入するときの1つ印象に、「空いたところを埋めるために購入する」があります。別に足りていないわけではないのに購入したくなる。そこには物理的なスペースだけではなく、精神的な部分も含まれます。言い換えると、空白が生まれる(購入して満たしたくなる)ように、コントロールされている。自分はそんなに満たしたいタイプではないという人も、すでにいつか満たしたくなる空白を持っているかもしれません。

 

 

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