デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

何度見ても不快じゃない?

 

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「どうしてテレビCMや広告は、ユーモアを取り入れたおもしろい表現をするのか?」と聞かれました。私が一番はじめに答えたのは、何回見せられても不愉快な気分にならないから。他にも、記憶に残るように意図的に取り入れたり、ブランディングや企業イメージを変える目的で使っていると思います。

 

広告は、特別こちらが見たいものではありません。一流のクリエイターが制作したCMや、グラフィックデザイナーの手がけたポスターは、私だったら見てみたいと思うかもしれませんが、必要としていない情報や自慢を聞き続けて楽しい人は少ないですよね。だから何度見せられても、鬱陶しくないように「なんで宣伝を見なきゃいけないんだ」を「見ていて楽しい♪」に変える必要があります。見ていて楽しければ、その企業の商品やサービスに対して好感が持てるようになり、何度も見るようになれば記憶に刷り込まれるわけです。一度見たら忘れないなんて人がほとんどいない以上、何度も見てもらわなければ覚えてもらえない。何度も見てもらうには、楽しく見てもらわなければならない。今のところはそう考えています。

 

 

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