デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

それは本当に意味がなかった?

 

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 3ヶ月間かけてコツコツつくり上げた大作。そんな大作がコンペで落選したら、とてつもなく落胆します。来年またチャレンジしよう!なんてすぐには思えないくらい…。ただ、その大作をつくり上げたことに意味がなかったとは思いません。それが、これからの糧になることを知っているからです。

 

昔は、せっかくやったのに意味がなかったなぁ…と落ち込んで終わっていました。そのチャレンジを無かったものにしてしまっていたんです。次にチャレンジするときになったら、前回のことはスッカリ忘れていて、心機一転でチャレンジ。その繰り返しになっていたので、1つ1つのチャレンジがブツ切れになっていて次に生かされることがありませんでした。でもある時期からは、前回の経験を無しにするのではなく、反省点や良かった部分を踏まえて作品づくりをするようになりました。心機一転は、前回のモヤモヤを引きずらないという点では良いと思いますが、生かすという点が欠けてしまっています。それを意味のなかったことにするか、意味があったことにするかは、次のやり方次第。過去の経験は自然と生かされるとは思いますが、意識的に生かそうとするだけで、それまでのことに意味があったと素直に実感できます。

 

 

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