デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

多数決で負けたらアンチ?

 

f:id:kazuhotel:20190831083556j:plain

 

 会議などで最終的にどちらにするか多数決で決めることに。素直に自分が良いと思った方に一票入れるも、自分が入れていない方に決定。まあそんなこともあるかと思っていても、それが何回も続くと、「自分は周囲とズレているんじゃないか」「意図を汲めていないんじゃないか」と不安になってくることもあります。

 

周囲の意見に賛同しないことが目立つようになると、当の本人たちは「自分の意見は求められていないんだ…」と塞ぎこんでしまったり、「次からは意見を合わせられるようにしよう…」と自分の考えよりも周囲に合わせることを狙うようになります。結果どちらにしても萎縮してしまい、自身の考えを外に出さなくなる。「ちゃんと自分の考えを言いなさい!」と言われても言わないのは、それまでに拒絶され続けたから言わない可能性があります。私も若い頃、大多数の意見と合わないことが多々あって、アンチと言われることもあり、どうせみんなと違う意見を言いだすと煙たがられ、一時は同調するようになってしまいました。多数決は、民主主義的で一見良い選び方のようですが、少数派になった人たちを追いやってしまう点があります。

 

 

f:id:kazuhotel:20160612063723j:plainf:id:kazuhotel:20160612063723j:plain