デザインのあてな

身近なところにデザインのヒント

やるための十分な時間?

 

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 だいぶ前の話ですが、ある公募コンペの情報が公開され、たまたまその日に募集要項を見てみると、提出期限が公開日の3週間後に設定されていました。これを短いと感じるか長いと感じるかは人それぞれですが、少なくとも主催者側は、3週間あれば十分だと考えていたわけです。もちろん、公開日から数日経ってみた人は、もっと少ない日数で仕上げなければいけない。その時間でも十分…。

 

何かの仕事を決められた時間内で頼まれたとき、それが自分の時間感覚とズレていると、それではできないと期限延長の交渉をしたり、不満を漏らしながらもどうにかその時間内で仕上げたりします。相手にもよりますが、あくまで私の経験の範囲では大抵その“決められた時間”は、適正な時間。どちらかと言えば、感覚がズレているのはこちら側ということがよくあります。別の言い方をすると、他の人たちはみんなその時間でできる。そこで短すぎると感じるということは、自分の力量が足りないということです。中には本当の無茶ぶりをしてくる人もいるかもしれませんが、時間を指定されたら、その時間でできることだと考えてみてはいかがでしょう。

 

 

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