何回も悩まない?
皆さんは、何回も同じものを見ているうちに、それが本当に良いのか分からなくなってしまうことはありませんか?悩んで何回も見ることは決してわるいことではないのですが、自身の判断がだんだん鈍っていくというデメリットがあります。
はじめに見たときは、あんまり良いと思わなかったはずなのに、見続けていたら「結構いいんじゃない♪」となる。逆もあって、デザインの検討などでふるいにかけて残したものを、その後もずっと見ていると「あれっそんなに良くないかも… 」となってしまったりもします。いずれにしても、プレーンな状態でスパッと判断できたことが、何回も見続けて曖昧になったりするわけです。「何回見ても、良いと思えるものこそ、本当に良いものだ!」という意見は大賛成なんですが、普段の選択では、本当に良いものを選ぶことばかりではありません。候補の中で一番良いものを選んだり、限られた時間の中で判断するといったことがほとんど。そして、目一杯時間を使っても、素早く決断しても、結果が変わらないことが多いのも実際のところです。真面目な人ほどじっくり検討してしまいますが、素に近い状態で判断できると思って何回も悩まないようにしてみてはいかがでしょう。