あの人のキャラクターだからOK?
道の駅でソフトクリームを食べようと列に並んでいると、気立ての良いおばちゃんが「次のオネエちゃんは何?」と妻に一声。「ソフトクリーム1つ」「(渡しながら)はいよ、350円」言葉は決して丁寧とは言えませんが、とても気持ちのよい対応でした。でもこれが、若い茶髪の男の人に「次のオネエちゃんは何?」と声を掛けられていたら、何だかチャラチャラしていてきっと気持ちよくはありません。
キャラクターによって、使っていい表現が異なる。これは自分では気付きづらいと聞いたことがあります。先日ラジオで、ある芸人さんが、後輩に「あの下ネタはやめなさい」と指導したそうです。そこで返ってきたのは「あの人はウケているんだから…」。同じことをなぜやってはいけないのか?という疑問を感じたわけです。「あの人がやっていい下ネタと、あなたがやっていい下ネタは違う。例えば、容姿・年齢…」と、キャラクターの違いによって使ってもいい表現を分かりやすく伝えていました。先日も、飲食店で20代前半の人が「水くれる?」と店員さんに声を掛けていましたが、それはやっぱりおかしいこと。でもきっと、自分では気付いていません。