不満はすべて終えたあとで?

仕事をしている最中に、一緒にその仕事を行なっている取引先や代理店への不満を口にしているのが聞こえることが時折あります。「ここは向こうでやるべきでしょ」そんな文句を言いながら、やっつけでやった仕事がよいものになるわけがないし、何よりそれを必要としているお客さんがかわいそうだなといつも思っています。
20代前半の頃、私が口酸っぱく言われ続けたのは「やることやってから言え!」です。「誰しも大なり小なり不満を抱えているし、それを完全に解消した上で仕事にのぞんでいる人はほとんどいない。でも、仕事の途中でその不満を漏らすような人は、いつまで経っても絶対に良い仕事はできない。文句を言うなとは言わない。でも、それは全部終わってからにしろ!」そう言われてから周囲を見てみると、確かにお客さんに支持されている人はそういった愚痴をこぼしたりしていませんでした。「あっ…ダサいなぁ…」最近になっても、仕事の中で不満を感じることがないわけではありません。ただ、私は終わるまでそれを口にしないと決めています。理由は、お客さんに失礼だから。ちゃんとできてもいないのに文句を言ってる人に、何かを頼みたいと思いませんよね。